クラウドサービスの突然の終了

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15万人もの大勢の人がサービス終了の撤回を求めて嘆願書に署名したことで一躍有名になってしまったGoogleのRSSリーダー。
使っていない人には「?」かもしれないがこのサービスを活用しているユーザーの痛手は大きい。
同等のサービスが他にないことも大きく影響したと思われる。

クラウドサービスの相次ぐ「終了のお知らせ」に頭を悩まさせているユーザーも多い。Googleリーダーだけではなく他のサービスも終了するものが多数ある。

一般的には、ビジネスというのはユーザーをどれだけ集めるかが勝負で、ある程度ユーザーさえ集まればなんとかなる…といった見切り発車も多数みられるが、ユーザーが思うように集まらないケースがほとんどである。
利用者が多くても思うように宣伝費を稼げなかったり、付加価値を付けることで経費がかかりすぎてしまうケースが多い。

サービス名 終了日 代わりに用意されたサービス
Kドライブ(ストレージ) 2014年2/28(無料版)
2014年8/29(有料版)
gooメール(無料版)ウェブメール 2014年3/10 有料版に移行
Nドライブ(ストレージ) 2013年11/30  
iGoogle(個人向けポータル) 2013年11/1  
Googleリーダー(RSSリーダー) 2013年7/1  
アメーバビジョン(動画共有) 2013年1/22  
livedoorクリップ(ブックマーク) 2013年10/10  
Googleビデオ(動画共有) 2013年8/20 youtubeに統合

もともとクラウドサービスは無料で利用できるものが多いため依存度も高くなってしまう。それ故に終了に伴う痛手は大きい。
これを浅い傷ですますためには「もしこのサービスが使えなくなってしまったら?」「有料になったら?」と常に考える必要がある。
重要なデータであれば、USBメモリやパソコンのハードディスクなどにバックアップをとっておくことも必要になる。ウェブメールをメインで利用してしまっているユーザーなどは、アドレスを変更し、さまざまな登録作業を完了させるには3ヶ月は余裕をみておいたほうが無難。