文字入力で困る問題に数字の上付き文字、下付き文字がある。複雑な数式や化学式でなくても「H2O」などはよく使われる記号である。面積などの単位も同様。
資料、報告書ではお馴染みの単位で使われる頻度も高い。
通常の半角英数字で表記したら意味が通じないどころか誤解を与えてしまう場合もある。ワードではこうした文字の入力ができるようになっている。
「ホーム」メニューのフォント(旧製品では書式設定ツールバー)に独立したボタンがあるから、上付き・下付にしたい文字を範囲選択して、このボタンをクリックするだけ。
もっと素早く操作したい場合には、「Shift」+方向キーで範囲選択し、「Ctrl」と「Shift」を押しながら、上付きは、「+」を下付きは「-」を押すといい。
上付き・下付きは、漢字や仮名でもOK。よく使われるのは「(注1)」などだ。半角、全角共に使用できる。
下付き文字例
などの下付文字の例を紹介します。
化学式
- 水の化学式:
- 二酸化炭素の化学式:
- 硫酸の化学式:
- ブドウ糖(グルコース)の化学式:
数学・物理
- 対数の底: (2を底とする8の対数)
- 数列の項: (数列の第項を表す)
- ベクトルの成分: (ベクトルの成分、成分)
- 行列の要素: (行列の行列目の要素)
IT・その他
- コンピュータの記憶容量:
- DNAの塩基配列: (グアニンとシトシン、アデニンとチミン)
下付文字は、このように化学式や数学、物理学の分野で特定の意味を表す際によく使われます。
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